サッカーの神様
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旧スポナビ・ワンツー通し 人生, サッカーの神様, ボスニア, 醍醐味
ボスニアのW杯初出場のタイミングで某雑誌で「ドーハの悲劇」を特集しておりました。ボスニアだって、W杯ではないものの、ユーロでは「あと一歩」というところの挫折というか、辛苦を味わっています。だからこそ掴んだ夢の大きさや、歩んできた道程の長さを想い、あのオシムでも涙を流したのかもしれません。
こういう苦難や挫折や絶望を乗り越えて掴む勝利。
ええねぇ~。
これぞスポーツの醍醐味。
これぞフットボールの醍醐味だと思います。
で、ちょっと秋の夜長に考えたりしたわけです。
本当の勝利とは?本当の勝利を掴む者とは?
なんてことをね。
ここで問題です。
A)めちゃめちゃ巧くて、めちゃめちゃテクニックがあって、負けることなんて考えてない・・・けど、ちょっとサッカーを舐めてるような感じの実力派チーム。
B)巧くはないけど、いつもサッカーの事を考えていて、サッカーが大好きで、だけどいつもあと一歩というところで勝ちから見放されて・・・でも、それでも、サッカーに捧げる気持ちは誰よりも強いというチーム。
このA)とB)が、「ここぞ!」という大一番に臨んだら、どちらが「勝つ」でしょうか?ポストに嫌われるのはどちらで、ルーズボールが転がってくるのはどちらにでしょうか?
昔はね、僕もね、若い頃はね、こんな問題を出されてもね・・・
「何言ってるの?●●ちゃうか?そんなのA)に決まってるじゃん!?巧いもんが勝つわけ!それが現実やねん!そんなんどうしようもないねん!」
って答えてたと思うわけですよ。
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でもね、僕もね、それなりに年齢を重ねてきたわけよ。
ドーハの悲劇も見てきたわけよ。
サッカーを通して人生を見てしまうわけよ。
そうするとね。
どっちかというとね。
思い入れが入っちゃってね。
「B)に勝って欲しいよなぁ~。B)が勝たんとあかんよなぁ~。そらB)やろう?B)や!B)!」
みたいになっちまうわけ。
「サッカーの神様」っていると思うようになってきたわけよ。
「サッカーの神様」がきっと見てくれているさ!だから頑張ろうぜ!」って思うようになってきてるわけよ。
歳かな(爆)
このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」にて掲載された中で2013年10月23日にアップされた記事を加筆修正して再掲載したものです。メッチャ旧いネタですので今日現在で読んでも「あ?なに?これ?」てな感じなのですが、スポナビでアップしたネタをとりあえず全ネタこちらに引越しする過程として本日アップしております。どうぞご了承くださいますと同時に、芳香なワインを楽しむごとく、懐かしいネタを存分にお楽しみくださいませ(爆)
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