レッドカードとイエローカードは、日常用語となりました。
公開日:
:
旧スポナビ・ワンツー通し イエローカード, オレンジカード, 日常用語
私、フットボーラー(サッカーを愛している人の意・・・です)にとって、日本の日常会話ですごく気になることがありました。
それはどうしてもまだまだ「プロ野球」用語が飛び交うこと。あろうことか、あの一流新聞と自他(最近は自だけ?)ともに認める朝○新聞にまでが何の躊躇もなく使ってます。
代表的なのが「○○首相、春まで【続投】!?」なんて記事の「続投」という言葉。また、「○○会長、当期に限り緊急【リリーフ】」なんていう経済系新聞(日○経○新聞)の一面記事も見たことがあります。その他にも【代打】とか【最後の9回裏】とか、【トレードする】とか【ノックを浴びせる】とか【登板】とか【ホームラン】とか【ストレート】とか【直球勝負】とか、その逆の【変化球】とか。ね?意外なほど多く使ってるんよね。特に「おっさん系」の「営業畑」の辺りで。
それに比べてフットボール用語が日常会話に出てくることなんてなかなかないでしょ?
「今日は相手も手強そうやし、まともに【直球勝負】は無理やろ・・・。ちょっと【変化球】でやってみるか?」なぁ~んて営業のセリフはあっても「今日の相手は手強いから、『中央でワンツー』やるより、ちょっと『サイドから崩して』みるか?」なんてセリフをはく営業部長はまず皆無です。
また「なぁ、今日のコンパのレベル、めちゃめちゃ高かったよなぁ~、もう【満塁ホームラン】やで!」というセリフはあっても、「なぁ、今日のコンパのレベル、めちゃめちゃ高かったよなぁ~、あれはもう『ピンポイントクロス』やで!」とは絶対に言わん。
新聞の政治面だって「○○党幹事長、事態収束に【緊急リリーフ】」なんて一面段抜きはあっても「○○党幹事長、緊急事態で『カバーリング』」なんてのも、絶対に出ない。
ところが、そんな日陰もんのサッカー用語で唯一、陽の当る「優等生」がいます。
皆さん、お解かりですか?
<Sponsered Link>
そう・・・
「レッドカード」と「イエローカード」
ね?この2つは完全に市民権を得てるでしょ?
「あいつ今度やったら即レッドやで!」とか
「なぁ、こんなんイエローやで!?もう一回やったら退場してもらうからな?」とか
「俺、もうイエロー、1枚貰ってるからなぁ~・・・。ちょっとここでこれやるの、勇気要るよなぁ~」とか
「退場=レッドカード」、「警告(注意、訓戒)=イエローカード」ってのは完全に日本人の生活に入り込んでます。特にビジネス界隈で!
だからそういう場面でそういう言葉を自然に使っているシーンを見ると一人僕はほくそ笑んでおりました。
(よっしゃよっしゃ・・・サッカー用語が染み渡ってるぞ!)と。
で、そんな栄光の「レッド」と「イエロー」カードの仲間に、もう一枚、「オレンジ」が加わる可能性があったような。
「オ・・・オレンジ?カード?なんや?それ!?何で審判がJR乗るわけ?」という素朴な疑問を持つそこの貴方。
その疑問を膨らませておいてね!?「オレンジカード」の詳細については別のエントリーにてお伝えしようと思います。いわゆる「次回に続く!」または「続きはCMの後で!」
なんと!エントリーの一回分全部を「ツカミ」に使ってしまいました。こんなん初めてです。お怒りはごもっともですが、実はこのパターン、どっかでやってみたかったもんで(苦笑)。ゴメンね。
このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」にて掲載された中で2009年03月14日にアップされた記事を加筆修正して再掲載したものです。
※わかり難いですが、コメント欄はこのサイトの一番下にあります。ので・・・ヨロシクね!
サイドバナー
関連記事
-
-
違いを生み出す違い。一流選手に学ぶこと。
このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」にて掲載さ
-
-
オシム「名将になるための10カ条」
ここに来られる聡明な読者の皆さんの中には、私の「癖」というか「性」をよくご存知の方も多いでしょう。
-
-
完全無欠な域に達したサッカー選手と、完全無欠な域に到達するブロガー
某所某サイトでこんな記事を見つけました。冒頭にお断りですが、このネタは、2008年から2018年まで
-
-
これだから、僕はモウリーニョが好きなんだよ!
【お断り】このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」
-
-
ポグバとイブラ様のマンチェスター・ロッカールームでの会話
このブログを執筆、主幹している我々読裏グループは、世界中にその情報網を張り巡らせており、あらゆる情報
-
-
勢いって何?勢いという名の生き物っているの?
どんなスポーツにも出てくる言葉があります。「勢い」って言葉。 例えば・・・
-
-
独占!モイーズ監督単独インタビュー。(香川真司のプレート自身のスタイルを語る)
今回、我々読裏グループは、マンチェスター・ユナイテッドの新監督に就任し、すでに数か月を経過した「デイ
-
-
新しい「矛」と「盾」のお話
先生) さぁ、みんないいかい?今日は「矛」と「盾」、いわゆる「矛盾」の話をしよう。みんなは「矛盾」と
-
-
シュート練習で枠を外したら罰金100円!?
【お断り】このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」
-
-
アルゼンチンの兄貴と弟分の会話
弟分1)暑いっすねぇ~。兄貴!日本ってこんなに暑いんすか? (兄貴)ああ。