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コパ・アメリカのセレソンのロッカールームでの会話

今まであまり詳しいことは述べてこなかったが、我々「読裏グループ」は、世界にその情報網を張り巡らせている。ある人が聞けば「驚いた」り、ある人が見れば「おののいた」りする、秘話とも言えるこの手の情報が私の手元には毎日何百という単位で入ってくるのだ。

 

現在アルゼンチンで行われているコパ・アメリカにおいても然りである。この大会の最大の注目は、もちろん開催国アルゼンチンの英雄「リオネル・メッシ」なのかもしれないが、我々のような「フットボール雀」から見れば、ある意味「メッシ」より注目したいのが「ネイマール」だ。

 

王者ブラジルの新星。あのペレのいたクラブ、サントスから出てきたブラジルの期待の若者である。

 

そんな彼の周辺がこのところカシマシイ(らしい)。曰く「ヨーロッパの白い王者」が早くも彼にオファーを出しているとか出していないとか。ネイマールというブラジルの至宝を我がクラブにこそ!と、各有力クラブはその接触に凌ぎを削っている(らしい)。

 

その彼が本格的にデビューするコパ・アメリカのブラジル代表(セレソン)は、コパ・アメリカのグループリーグ初戦を、あの野球の国「ベネズエラ」と戦い、なんと「0-0」のスコアレスドローという予想外の結果に終わってしまった。もちろん残り2試合を2勝すれば王者ブラジルは悠々とグループリーグを通過するわけだが、どうもこの「0-0」のスコアレスドローと、有力クラブの「新星ネイマール」詣とに、密接な関係があるらしいということが、我々「読裏グループ」の独自の情報と調査で明らかになってきた。

 

そこで今回は、独自に入手したブラジル代表のロッカールームの会話を元に、「0-0の理由」と「ネイマールの未来」を我々なりに読み込んでみた。賢明なる読者諸氏が、この情報をどう読み取るのか?興味あるところだ。

 

それでは前置きはこの辺にして、ベネズエラ戦のロッカールームの会話を再現してみよう!

 

 

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【試合前】

 

ネイマール(以下 ネ)「ち!ちわ~っす!ネイマールです!今回はよろしくお願いします!」

 

ダニエウ・アウベス(以下 ダ)「おう!自分がネイマールかぁ~!随分巧いらしいやないか?楽しみにしてるで!?」

 

ネ 「そんな・・・僕なんかまだまだです!でも頑張りますんで、よろしくお願いします!」

 

ダ 「もちろんや!セレソンの事で解からんことがあったら何でも聞いてきてええで!?色んなことで相談に乗ったるさかい・・・」

 

ネ 「有難うございます!大先輩にそんな風に言われたら、ごっつい恐縮です!」

 

ダ 「それに、もしバルサの誰かのサインでも欲しいんやったら、貰ろうて来てやるで?誰がいい?シャビか?イニエスタか?間違ってもメッシやマスケラーノなんて言わないよな?(笑)」

 

ネ 「え?本当っすか?そんなんもちろん・・・誰でもいいっす!感激です!」

 

ダ 「そんなに感激するんやったら、いっそバルセロナに来たらどうや?(笑)」

 

ネ 「ええ?そんな~~。僕なんかまだまだですよ!」

 

ルシオ(以下 ル)「おう!自分がネイマールか?噂では自分がこれからこのセレソンを背負って立つ男らしいやないか?あんまりダニエウのいう事ばっかり聞いてたらあかんで!?(苦笑)セレソンの伝統や文化はワシでも教えられるんやから・・・」

 

ネ 「あ!ルシオさん!ちわッす!ネイマールっす!」

 

ル 「今回はゆっくり自分のプレーを見せてもらうわ。ところで、自分、イタリアには興味あるんか?」

 

ネ 「イタリア・・・って?」

 

ル 「何言うてるねん?カルチョやん!セリエAやんか!インテルには自分の先輩がワンサと居るねんで?ほら、マイコンやここに居るジュリオ・セザールも」

 

ジュリオ・セザール(以下 ジュ)「オウ!」

 

ネ 「うわ!初めまして!どうもっす!」

 

ジュ「自分、サッカー勉強したかったら、そら絶対にイタリアやで!あそこは戦術の塊みたいなとこやし!そんなイタリアで、自分のあの独創性とカルチョの戦術が組み合わさったらごっつい事になるやろうなぁ~?」

 

ネ 「そ・・・そうなんですか・・・」

 

「チアゴ・シウバ」(以下 チ)「まぁそんなに固くなるなよ!(苦笑)いくら戦術だ、システムだっていってもさ、要は俺達ブラジルのプレーをいつもしてりゃ、どこでやっても同じさ!」

 

ネ 「うわ、チアゴさん!本物や!ち!ちわっす!」

 

チ 「ただ、セリエAには、多くのクラブがあるからさ。何もブラジル人がフィットするクラブは一つじゃないってことさ。例えば俺達のクラブだって、多くのブラジル人の先輩がそのユニの袖を通しただろ?」

 

ネ 「はい!ロナウジーニョさんだってロナウドさんだっていましたもんね!?僕、何度もTVで見てましたっす!」

 

チ 「何故だか合うんだよ。それに意外にもイタリアのクラブは僕らブラジル人のプレーに対してリスペクトしてくれてさ、戦術はあるけど、プレーの自由も保障されてるのさ!」

 

ロビーニョ(以下 ロ)「オレもそう思うなぁ~。オレはイングランドもスペインも経験したけどさ、やっぱりどうせやるんだったらイタリアやろうな~」

 

ネ 「あ!ロビーニョさん!ち、ちわっす!今日はよろしくお願いします!」

 

ロ 「おう!まぁ、今日は自分の思い通りのプレーしたらええし!自分のプレーをオレとパトがフォローしたるから!なぁ?パト!」

 

パト(以下 パ)「うん。そうだよ。」

 

ネ 「あ!パトさん!初めましてっす!」

 

パ 「でも、もしさ、もし、今回俺達3人がスリートップで暴れまくったら、それこそ、君は絶対僕達のクラブに来るべきだよ!よく考えてごらん?ブラジルのFWで一番成功しているクラブはダントツでここなんだよ?バルサもレアルも、実はブラジル人FWは一人もいないだろ?合わないんだよ・・・意外な事に俺達とあそこはね。カカさんだって行ってからなんか燻ってるじゃないか?」

 

ネ 「でも、ロナウジーニョさんだってバロンドール獲ったし、ロナウドさんもいたし・・・」

 

ロ 「いたことはいたけど、アソコで峠を越えさせられただろ?そりゃ、当時のチームに居たオレが言うんだから間違いないよ。自分が行くべきところはアソコじゃないとオレは思うぜ?」

 

ネ 「そ・・・そうなんっすか。。。」

 

ロ 「ま、そんな事を考えるのはまだまだ先でいいじゃないか?それより試合に集中しようぜ!試合中は俺達3トップの息のあったプレーで暴れまくってやろうぜ?な?」

 

ネ 「はい!頑張ります!!!」

 

【試合中】

 

ロ 「オイ~そうじゃないって!ミランではここで貰うんだよ!パトが動いた後にスペースあんだろうが?」

 

ネ 「ス・・スンマセン」

 

パ 「そこはドリじゃないって!ミランでやろうと思ったら、一旦預けてから消えなくちゃ!」

 

ネ 「ス・・スンマセン」

 

ダ 「おいおい~!オレがここに上がったら、ボール出さなくちゃぁ~!バルサではそうだぜ~?」

 

ネ 「ス・・スンマセン」

 

チ 「オレが長いボールを出すときの動きが、どうもチグハグなんだよ!そんなんじゃイタリアの最終ラインは破れないぜ!?」

 

ネ 「ス・・スンマセン」

 

○○ 「ヘイ!」

 

ネ 「ス・・スンマセン」

 

□□ 「違うって!」

 

ネ 「ス・・スンマセン」

 

△△ 「そんなんじゃヨーロッパで通用しないぜ!?」

 

ネ 「ス・・スンマセン」

 

【試合後】

 

ダ 「え?はい!大丈夫です。ええ。彼は目が輝いてましたよ。何といってもシャビとイニエスタの名前が出れば誰でもね。ええ!もちろんです!任せてください!え?インテル?ミラン?もちろん!彼らに獲られるようなヘマはしませんって!へい!ネイマール!今日は一緒にメシ食おうぜ!」

 

ル 「エエ。大丈夫です。彼の頭にはインテルって名前がしっかりと刻まれたはずですって。やはり先輩達が多くいるということが心強いんでしょうな。ええ。食事は彼の両親も誘うつもりです!任せてくださいよ!大会はまだ先があるし、しっかりと内定を取り付けてみせますって!なぁ、ネイマール!今晩はオヤジとオフクロが来てるんだって?それじゃ俺とメシ食おうぜ!他のメンバーは放っておけよ!」

 

ロ 「あ、どうも!ええ。いや、今日はミランの戦術を試合中に彼と摺り合せたのでね。もちろんパトにも含ませてますから。彼が「俺達の3トップ」ってフレーズを聞いたときの嬉しそうな顔・・・会長にも見せたかったなぁ~。今晩はホテルの彼の部屋でもう一度念を押すつもりですわ!ええ!任せてください!おお!ネイマール!パトとスペースの入り方、もう一回メシ食いながら、その後はホテルのオレの部屋で確認しようぜ!何と言っても将来俺達3人でやらなきゃいけないんだからさ!」

 

【試合の翌日】注目のネイマールは現在の心境をプレスに語った。

 

「僕はサントスに残ってプレーしたい(っス)。そうなるよう努めていくつもり(っス)。外で言われていることは何も知らない(っス)。」

 

このロッカールームの会話と試合の一部始終を見ていたセレソンの新しい指揮官「メネーゼス」は改めてこう思った。

 

「ネイマールよ。お前は「飯野平太」か!?」

 
 

このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」にて掲載された中で2011年07月09日にアップされた記事を加筆修正して再掲載したものです。メッチャ旧いネタですので今日現在で読んでも「あ?なに?これ?」てな感じなのですが、スポナビでアップしたネタをとりあえず全ネタこちらに引越しする過程として本日アップしております。どうぞご了承くださいますと同時に、芳香なワインを楽しむごとく、懐かしいネタを存分にお楽しみくださいませ(爆)

 
しかし・・・8年経つと、人間変わるもんやねぇ~(苦笑)
 
このネタはfacebook https://www.facebook.com/yomiuraclub1961/ でもご紹介しております。コメントはご面倒ですが、facebookの方でアップしていただけると、しっかり返信させていただきます。どうもコメント欄の管理が上手くいかず皆さんのご意見がオープンに掲示できませんもんで。

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