出来過ぎた話。だからスポーツは、だからサッカーは面白い!
公開日:
:
旧スポナビ・ワンツー通し 出来過ぎた話, 人生, 因縁, 巡り合わせ
「スポーツは、筋書きのないドラマ・・・」だからこそ面白い。なぁ~んてフレーズを一度は聞いたことが誰しもあるはず。
映画や小説、舞台や演劇では当たり前の「演出」を、スポーツの世界では作ることができない。それなのに、まるで演出でもしているかのような出来事が時々起ります。
偶然や因縁、巡り合わせや不思議な結びつき。そんなものに出会うと、人はよりそこにドラマを感じ、人生を感じ、人智を超えた存在、つまり「神」を感じます。
<Sponsered Link>
そんな「よく出来た話」が、Jリーグでもありました。それは「サガン鳥栖」の歴史的なJ1初勝利での試合。なんとこの1-0で終わった、サガン鳥栖J1初勝利を決めた、その決勝ゴールを上げた選手が、誰あろう、「水沼宏太」。あの「水沼貴史」の息子なのです。
でもって、その勝利を上げた相手が横浜Fマリノス。
こういう事ってあるんやねぇ~。「日産の貴公子、水沼貴史」の息子が、その父親のクラブ=横浜Fマリノス相手に、水沼宏太自身も所属していた横浜Fマリノス相手に、自身初のJ1でのゴールを上げて、そのゴールが、これまた自身が所属するクラブのJ1初勝利を導く決勝ゴールやなんて。
こんなん漫画やドラマなんかで出てきたら「そんなよう出来た話、あるわけないやろ?」って絶対に突っ込んでしまいますわね。
例えて言えば「シャビ」の息子がバルセロナに入って頑張ったんやけど、リーガに初昇格した下位クラブにレンタル移籍されて、その移籍したクラブのリーガ初勝利をバルセロナ相手に成し遂げ、その決勝ゴールを奪ったのが「シャビの息子」という感じ。
え?「それ、捻(ひね)ってないやん!?そのまんまの例えやん!?」って?
それなら例えば「イニエスタ」の息子がバルセロナに入って頑張ったんやけど、リーガに初昇格した下位クラブにレンタル移籍されて、その移籍したクラブのリーガ初勝利をバルセロナ相手に成し遂げ、その決勝ゴールを奪ったのが「イニエスタの息子」という感じ?
え?「それ、シャビがイニエスタに替わっただけやん!?捻(ひね)ってないのは一緒やん!?」って?
んもう~~~!(怒)人がせっかく親切に喩話でこの「出来過ぎた話」を説明してあげてるのにぃ~~!(苦笑)
このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」にて掲載された中で2012年03月25日にアップされた記事を加筆修正して再掲載したものです。
※わかり難いですが、コメント欄はこのサイトの一番下にあります。ので・・・ヨロシクね!
サイドバナー
関連記事
-
-
W杯を振り返っている男と「悪魔」と「天使」の会話
人は誰でも二重人格である。 一人の人間の中には、あらゆる葛藤がある。 「
-
-
シュート練習で枠を外したら罰金100円!?
【お断り】このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」
-
-
サッカーにおける旧くて新しい公式です
我々は、一つの出来事を記号で表わすことが多い。ひとつの事象を説明する際に「言葉の羅列」よりもより真実
-
-
私の大好きなサッカープレーヤー、「狂気の左サイドバック」!都並敏史
今回は「私の大好きなサッカープレーヤー」というお題のシリーズ。その第一弾!をお送りします。 &
-
-
FIFA会長の恐ろしい発言
「選手が別の場所でプレーすることを望んでいるのであれば、そうする方法を見つけなければならない。居心地
-
-
オシム「名将になるための10カ条」
ここに来られる聡明な読者の皆さんの中には、私の「癖」というか「性」をよくご存知の方も多いでしょう。
-
-
メッタに起きないことがメッタに起きたら、メッタに起きることがメッタに起きなくなってしまう話【1】
今日の検索ワードでは、「山形」や「GK」が上位に入っていた。そらそうやろう。一部昇格を懸けたPO(=
-
-
キング・カズは永遠に引退しない理論
このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」にて掲載さ
-
-
勢いって何?勢いという名の生き物っているの?
どんなスポーツにも出てくる言葉があります。「勢い」って言葉。 例えば・・・
サイドバナー
- PREV
- イングランドスポーツとアメリカンスポーツ
- NEXT
- 違いを生み出す違い。一流選手に学ぶこと。