*

君はあの(芸術的)スルーパスを見たか?

美しい星、地球。

 

その美しい星、地球には、美しいものが数多く存在している。

 

満天の夜空。
真赤な夕焼け。
白銀の静寂。

 

大空を舞う一羽の鳥。
草原を駆け抜ける風が醸しだす風景。
頭を垂れる黄金の稲穂。

 

無垢な赤ん坊の笑顔。
純真な赤ん坊の寝顔。

そして・・・

 

「絶妙なスルーパス」。

 

この美しきパスを見るたびに「地球と言う星に生まれてきた至福」を感じるのは私だけではあるまい。

 

そしてそのスルーパスは、ダイレクトであればより美しい。

そしてそのスルーパスは、ダイレクトでヒールであればもっと美しい。

そしてそのスルーパスが、ダイレクトでヒールでノールックであれば断然美しい。

そしてそのスルーパスが、ダイレクトでヒールでノールックでペナコ内なら尚更輝き、美しい。

そしてそのスルーパスが、ダイレクトでヒールでノールックでペナコ内で密集の一点突破なら崇高なほどに美しい。

実は、それらのプレーを私は最近見てしまったのだ。

 

上記のうちに一つだけでも見ることが出来たら、それだけでフットボールを見る価値があるのだが、
あろうことに、そのようなプレーが、連続して、数度も一つの試合で、しかも、一人の選手によって表現されたのだ。

 

「美しいとはこういうことを言うのだろう・・・」そう思わず呟いてしまった。

 

 

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時は2009年10月1日。場所はオールド・トラッフォード。

 

その美しいプレーの源は、ディミタール・ベルバトフ。

 

皆さんも、もし、「美しい」ものに興味がおありなら、近くの美術館に行く必要はない。華麗なミュージカルを観に行く必要もなく、大海原に一人ヨットを出すこともなく、山の頂で朝日を眺める必要もない。

 

ベルバトフのトラップと、ヒールと、スルーを見ればいい。
きっと唸るだろう。きっと溜息を洩らすだろう。
あまりの美しさに。

 

彼の一連のプレーは、もう芸術だ。

 

それは、
ヨハン・シュトラウスの「青きドナウ」であり、

 

大文字の「モナリザ」であり、

 

松本人志の「ミスター・ベーター」である。

 

え?「ヨハン・シュトラウスは解るが、ミスター・ベーターが何で芸術やねん!?」って?

 

解ってないのだね?一応僕の芸術の定義を申し上げておくとね、

 

『芸術とは、自己の類稀なる才能を自己表現することにより、それを見るもの、聞くものに、安らぎと幸せを与え、人類の高みに至らせる行為』である。

 

これで理解できたでしょ?

 

ベルバトフのボールタッチも芸術であり、ミスターベーターも芸術なのだ。

 

今日私が言いたかったのは、それだけである。
それでは・・・また。機会があれば皆さんとお会いしよう!

え?「何やそれ!?随分今回は出だしの割には早よ切り上げるやないか?」って?

 

「そやねん!時間ないねん!今からパーテー行かなあかんねん!」by ミスター・ベータ―

 
 

このネタは、2008年から2018年まで、スポーツナビのブログ「読裏クラブのワンツー通し」にて掲載された中で2009年10月05日にアップされた記事を加筆修正して再掲載したものです。メッチャ旧いネタですので、今日現在で読んでも「あ?なに?これ?」てな感じなのですが、スポナビでアップしたネタをとりあえず全ネタこちらに引越しする過程として本日アップしております。どうぞご了承くださいますと同時に、芳香なワインを楽しむごとく、懐かしいネタを存分にお楽しみくださいませ(爆)

 
 

 

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