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為になる数のはなし(その② 4は?5は?6は? その意味を知る)

公開日: : 良書 , , ,

数えること。

 

それは自然にそして必然的に生まれた。

 

数は人が自分をとらえる心的感覚、つまり、我々の体を表わす1本の線から始まる。

 

数はひとつ、もうひとつ、さらにもうひとつと大きくなっていくが、常にわれわれの体と密接に結びついている。

 

手や足が2本であること、指が10本であること、そして必要なら足の指が10本であることも。

 

われわれは互いに数えあい、ものや生き物、過ぎてきた日々を数える。

 

数のおかげで世の中のものが数えられるようになった。

 

頭上に輝く星を結んで星座を作り、その物語を伝え合った。

 

そしていたるところで人は数を学び、数えることを身につけた。

 

いつでも「いくつなのか」を知る必要があったから。

 

「1」はすべて。

 

「2」は鏡像のペア。

 

「3」は魔法の数。

 

そして「4」は堅実な数だ。

 

1、2、3を表わす最初の記号が作られたのは大昔で、どれも単純な形だった。それ自体が数のカウントとなる直線、つまり1本の線、2は2本の線、3は3本の線だったのだ。しかし「4」は違う。4本の線は書くのも理解するのも、複雑で面倒なのだ。

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昔の人々は、「4」が公正や平等を表わすと信じていたほか、4が象徴する概念に秩序も加えた。世界のどこに自分がいるのかを決めるのに、4が必要だったからだ。世界は四方位―東西南北―に分けられるのである。

 

「4」は、方角だけでなく時間も区切る。季節は春夏秋冬の四つがあって、1年でひとめぐりする。暦月との関連でいえば、月には四つの相がある。新月、満ちていく月(上弦)、満月、欠けていく月(下弦)だ。4は1日の時間をかぞえるのにも使われ、1日は午前、正午、午後、晩という四つの時間帯に分けられる。

 

「5」を辞書で引くと、4よりひとつ多いとそっけなく書いてある。確かにそのとおりだ。また同じ理屈から、5は6よりひとつ少ない。だが、それでは話が始まらない。5の世界では、4以上のことができる。5は力。5は握りこぶしの指。5は鼻にくらわせるパンチだ。

 

昔の人々は「5」を結婚の数とも呼んだ。2は最初の偶数、3は最初の奇数で(1は数とは見なかったので・・・)、2と3―奇数と偶数、女性と男性―を足し合わせると5となるからだ。

 

さらに5は、結婚に次いで子どもとも結びつけられ、自然のあるがままの状態とも関連づけられた。自然は確かに、5つの頂点をもつ星や、5枚の花びらからなる花や、末端に5本の指がある四肢からできている。

 

ただ、5はまだ究極のゴールでないように思われる。5は10に到達したいんだ。

 

「6」は数学的に見て、ただ5にひとつ足しただけの数ではなく、非凡な数といえる。「6」は完全なのだ。

 

では何が6を完全たらしめているのかといえば、冷静に考えれば単純だ。数学で「完全数」とは、それ自身以外で割り切れる数を足し合わせると、その数に等しくなるような自然数を指す。いい換えれば、それ自身を除く約数の和に等しいということだ。6は1と2と3で割り切れ、これらを足し合わせると6になる。よって完全数なのである。

 

こんな風にみんなが知っている「数」には多くの意味があり、物語が潜んでいます。

 

そんな物語を語ってくれる本が

数のはなし―ゼロから∞まで


これを読めば「数」に愛着が湧くこと間違いなし!

 

かなりお薦めです。

 

1から3の紹介はこちらです。

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