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ロシアW杯でテルスター復活!?歴代W杯で最高のサッカーボールとは?

公開日: : 最終更新日:2017/12/16 サッカー

サッカーで最も必要なものは何でしょうか?ゴール?審判?ユニフォーム?それとも選手でしょうか?

 

いえいえ、ゴールも、審判も、ユニフォームも、それがなくてもサッカーは出来ます。ゴールの代わりにコーン、審判がいなくても自主的にお互いがチェックすればゲームは成立します。ユニフォームだってTシャツとパンツがあればサッカーは出来ます。選手だって22人に足りなければ、10人だけなら5対5で、6人だったなら3対3でミニゲームは出来ます。

 

そんなサッカーでもこれがなければどうしようもない!のが、ボールでしょう。さすがにボールがなければゲームをしようがありません。ボールのない「エアサッカー」は、やってる本人はメッシにでもクリロナにでもなれるでしょうが、見ている人は滑稽にしか見えませんからね。

 

さて、そんなサッカーボール。今度のロシアワールドカップでまた新しいボールが使用される予定。その名は「テルスター18」。サッカーのオールドファンなら思わず「膝」を叩くようなこのカタカナの響き。「テルスター!」

 

「ああ、テルスターが帰ってきたんやね!」って思ってそのボールを見てみましたが、昔々のテルスターとはまったく違った代物で、ちょっとショックでしたわ。

 

んなわけで、ここはそんなテルスターを知っている人のためには懐かしの歴代ボール特集として、昔のテルスターを知らない人には、歴代サッカーボールのアーカイブ集として、今までのワールドカップに使用されたサッカーボールを振りかえるとともに、ワタクシ「読裏クラブ」が一番好きな、一押しのサッカーボールをご紹介しましょう!

 

それでは時計を1970年に戻して・・・ワールドカップを、サッカーボールを振り返っていきましょう!

 

1970年 メキシコW杯 テルスター

 

サッカーボールと言えばこのデザイン。黑の五角形と白の六角形。日本人は未だにサッカーボールと言えばこの形だと思っている人がホント多いです。でも、この白黒・・・。おニューの時はツヤツヤと光っているのですが、一ヵ月も蹴り続けると、全部黒い色は無くなってました(苦笑)あ、因みに「テルスター」って、「テレビジョンのスター」という意味なんやって。(笑)テレビ映えを意識して作ったんだとか。今から思うと「え?どこが?」ってな感じですがね。これ、「10へぇーぐらいあるでしょ?」

 

1974年 西ドイツW杯 テルスター

 

 

ほとんどメキシコ大会と変わらず。というよりも、この当時そんなに「大会ごとにボールを変えようぜ!」という意識ってあんまりなかったんやないかな?と思います。ただ、ミュンヘンスタジアムでベッケンヴァウアーがこのボールをアウトサイドでチョンチョン突いていたのがやけに印象的でした。

 

 

1978年 アルゼンチンW杯 タンゴ

 

でました!伝説の名球!(名球という単語があるかどうかは知りませんが)このデザインにはホント、ビックラこきました!まさか五角形と六角形にこんな模様を描こうとは!しかもこのデザイン、ちょうど大きい「丸」が球全体に綺麗に施されているので、ボールの回転や、ボールの速度が凄く解りやすいデザインになってました。実際にこのタンゴを生まれて初めて蹴ったときの感慨というか、感激は忘れられないなぁ~。自分が「ルーケ」になったようでメチャメチャ、モチベーションが上がりましたわ。(あ、言うとくけどケンペスでもベルトーニでも、アルディレスでもなく、ルーケね。一応当時僕はルーケのポジションやったもんで。

 

1982 スペインW杯 タンゴ

 

ワタクシ読裏的には、このエスパーニャ82が、過去のW杯の中で最も輝いた、最も中身の濃いW杯だと思っております。こればかりは人それぞれ。その人その人の思い出や思い入れ、そしてその時の年齢や、その時の人生の環境があるので、「どれが一番充実したW杯だったか?」というのは、一種の愚問であり、「それは人それぞれやろう?」って思っていますが、私としてはこのエスパーニャ82は印象的でした。で、78アルゼンチンからまったくと言っていいほどボールのデザインが変わらなかったのも、凄く嬉しかったことを覚えています。今でもタンゴのこのシンプルなデザインが一番格好エエと思いますね。

 

1986年 メキシコW杯 アステカ

 

さぁ、ここからタンゴのマイナーチェンジの旅が始まります(苦笑)まぁ、この辺りまでは全然オッケーですわ。ま、アディダスさんだって沢山ボールを売りたいやろうし、「基本は変えてへんからええやろ?」的なデザイン変更なので、あとは大会毎の特徴というか、特色を出す方向でね。青い空と強い陽射しのメキシコのピッチに、少し薄く見えるこのデザインは別に嫌いじゃなかったです。あ、因みにこのメキシコW杯からついに合成皮革ボールになりました。天然皮革と比べてボールが軽い!(という感じが強い)足首をキュッと曲げるだけで、アウトサイドのスルーパスがキュイーンと飛んでいきました。今でも伝説のマラドーナの五人抜きで何回もこのボールが登場します。

 

 

1990年 イタリアW杯 エトルスコ

 

メキシコに引き続き、タンゴのマイナーチェンジ版。この辺りから、どこか六角形の模様を引いてみたら、星型というか、僕的には「ヒトデ型」に見えるようになりました。ので、アルゼンチンW杯のワールドカップから12年経ってくると「ここらで元祖タンゴにもどそうや」みたいに思っていましたが、そんな「タンゴボールのデザイン」の事を熱く語る「読裏青年」を、当時の彼女は完全に「引いて」見ていましたね(苦笑)

 

1994年 アメリカW杯 クエストロ

クエストロとはクエストとスターからの造語。アメリカのNASAをイメージしたんだとか。確かに六角形の中の模様にはスペース(宇宙)の模様が施されています。ま、そんなことよりも、この大会でもタンゴ調のデザインが継続されたことに、かなりホッとしたのを覚えています。なんせアメリカやからね。日本人と同様に、いや日本人以上に、サッカーの歴史や文化には無頓着な国。商業主義とTV主義とナ〇キの力で、「何するかワカラン!」というイメージが強かったもんで。ま、決勝がローズボウルだったのはしょうがないけど。あ、因みにこの大会の決勝でブラジルが着ていた「UMBRO」のあのブラジルサッカー協会のロゴが重なって下地にプリントされていたユニ、かなり好きでした。はい。完全に余談でした。ゴメンナサイ。

 

1998年 フランスW杯 トリコロール

 

結果的にはこれがタンゴの血を引く、最後のボールとなります。そして初めてカラーボールという領域に入っていきました。そらもうこの辺りからサッカーボールはどんどんカラー化されていっちゃって、何か変に「安っぽく」なっていったように思います。厳冬のヨーロッパの地で、「積雪でボールが見えない時」にだけ使用されていたカラーボール。どこかフットサルみたいで、どこか馴染めないんよね。僕はやっぱり旧い世代なんやと思います。ところで、このトリコロール。その名の通り、「赤」「青」「白」で配色していたら、それはそれで品があってキレイやったと思うけどなぁ~。あ、因みに、このボール。初めて蹴ったとき、今までよりまた明らかに軽くなっていた感じで、まるでバレーボールを蹴るみたいに蹴りやすかったです。

 

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2002年 日韓W杯 フィーバー・ノヴァ

 

きました!でました!何がフィーバーやねん?どこが英会話の学校やねん?というぐらい、突っ込みどころ満載、とにかくワタクシの中では最も悲劇的で、最も悲哀を感じる、とにかくもう二度と出現して欲しくない、悪夢のようなデザインでした。手裏剣をモチーフにしているという時点で、はい。さよなら。です。

 

2006年 ドイツW杯 チームガイスト

 

 

もうこの辺からは、新規性というか、目新しさというか、「どうよ?これ?斬新だろ?」的な、そんなことを目的としたとしか考えられんほど、予想外であり、我が故郷であるタンゴからはどんどん離れていってしまってます。最初見た時は「これ、どうやって貼り合わせてるんやろ?」って思いもしましたが、なんか近代性というか未来思考というか、そういうもんを目指すと、それが10年ぐらい経ったら、もの凄くダサく見える、そんな典型であるデザインですな。

 

2010年 南アフリカW杯 ジャブラニ

 

この大会になると、デザインもさることながら、ボールの変化が、大会そのものを、サッカーという競技そのものを変えてしまうという現実を目の当たりにしました。とにかくボールが飛ぶし、ボールが曲がらない。そのおかげでW杯の華であり、得点の強力なる供給元であったフリーキックからのゴールがほとんどありませんでした。このボールになったら曲げるフリーキックよりも、無回転のキックの方がゴールの可能性が高かったように思います。デンマーク戦の1点目の本田のゴールがその無回転、そして2点目の遠藤のゴールは巻いてのゴール。どっちが美しいゴールかって?そんなん決まってまんがな!

 

2014 ブラジルW杯 ブラズーカ

 

 

この辺になってきたら、こっちももう不感症というか、慣れっこになってきていて、どんな奇抜なデザインや、どんな斬新な貼り方をしても、どこか醒めた目で「ああ、そうでっか」的な、そんな感じになってきてました。それにこのデザインでボールが回るとなんか結構気持ち悪くて、なんか「酔う」というかね。そんな変な気分になったボールでした。

 

はてさて。そんなこんなで次のロシアワールドカップでは、名前こそ「テルスター18」なんてついているものの、どこか「ええ?」というようなデザインで、正直「またこんなボールでやるのかよ?」と思わないでもないです。ま、ボールはしょうがないんで、ボール以外の、いろんなプレーやゲーム内容は是非とも楽しませてもらいたいもんです。

 

で、最後に・・・

 

やっぱりタンゴでしょ?そりゃ。ロシアワールドカップで名前を戻したんやから、次こそは、もう一度「タンゴ」でワールドカップやってくれへんやろか?アディダスさん、頼みますわ!

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