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アジアカップで実現!「試合を潰すことは、試合に勝つよりも難しい」

2019アジアカップのサウジアラビア戦で、日本のボールポゼッションが23%強だったという。

 

通常、「今日はほとんど相手がボールを持っていた(専門的には相手に握られたとも言うが)なぁ~」って試合でも、閉めてみるとポゼッションは63:37とか、ヘタしたら59:41とかである。ま、「持たれた」といえども「4割はこっちもボールを持っていたんやね」というのが常だ。

 

ところが、今回は相手が約77%である。これはピッチで体感すると「90:10」ぐらいに感じたに違いない。つまり、ほとんど「ボールを追いかけている」か「マークをチェックする」という時間でゲームを過ごしたということだ。

 

それでも、ボールの支配率が即、勝率と結びつくか?と言えば、それは微妙な問題となる。

 

持ってるから勝つのか?持ってないから負けるのか?

 

「持っている間は相手は点を入れることができない」というのは真実っぽいが・・・

 

「勝つのなら、守って守ってカウンター!」というのも真実のようにも思う。

 

ま、だからサッカーは面白いのだけどね。

 

ここでワタクシ「読裏」が言いたいのは、23%のポゼッションで、勝ったという事実。加えて、試合が途中で全然面白くなくなったという事実である。

 

プレスの記事等を見ると「サッカーが後退している」とか「連携不足が顕著」なんて、あたかも「もっとポゼッションすべき」「以前はこうではなかった」てな論調で批評をしているみたいだが・・・

 

ワタクシ(読裏)は違う。

 

これは完全に進歩だ。「おお!日本のサッカーもここまで来たか!」感が、ブリブリするのだ!

 

試合に勝つために、ボールを持つ・・・のは、ある意味自然である。そして、試合に勝つために、パスを繋ぎ、オープンスペースにスルーを出し、得点の薫りがするプレーを連発する。あわよくばシュートを枠に撃ちこみ、スタンドからの拍手やどよめきをもらう・・・。これって、選手の本能である。誰でもそうしたい。

 

でも、そうならなかった時に、どうするか?である。

 

それでも、繋ごうとする。それでも、回そうとする。というのが、今までの日本ではなかっただろうか?自分達のサッカーをするのだ!なんて名分のために、そして「良いプレーをして次の代表にも選ばれたい」という選手個々の思惑のために。また「ここでこんな内容なら次の試合ではもっと苦労する。だからもっと良いプレーを」てなテーゼも少なからずあったはずである。

 

でも、1-0で勝っているのだ。2点目を獲らないと勝てない!というわけではない。このまま試合の時間が90分に到達すれば、勝つのである。

 

その時、今までの日本は「守るか」「攻めるか」の議論があった。「積極的にいって2点目を獲るべきだ」という論。

 

「いや、リスクを負わずに、守備をしっかりと構築すべきだ」という論。

 

「勝つため」に、この二つの狭間で我々は揺れていたのではないか?

 

実は、この「攻めるか」「守るか」の他にも、リードしているチームが採ることができるサッカーがある。

 

それは「試合を潰す」ということ。別の表現では「試合を閉じる」とも言う。

 

「このまま試合を潰してしまえ!」とか「もうこのまま閉じてしまえ!」という指示である。

 

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それはたとえば、ルーズボールを無理にキープしようとせずに、ルーズボールはボールに早く身体を寄せて、とにかく相手にも自由にさせない。

 

たとえば、相手の長いフィードボールを、無理に胸トラでキープしようとか、無理に味方の足元に出そうとせずに、そのままヘディングでボヨヨ~~ンと跳ね返す。それをまたボヨヨ~~ンと蹴ってきたら、こっちもボヨヨ~~ンと蹴り返す。俗称「ボヨヨンサッカー」を敢えて実行して時間を消化する。

 

たとえば、タッチライン際の攻防は、無理にボールをコントロールしようとはせずに、ひたすらタッチに割らせて、相手も自分も何の進展もない5~7秒をつくる。

 

たとえば、スルーパスでの足元よりは、大きくスペースに入れて、それをFWが追いかけ、足を出してあわよくばコーナーをもらう。

 

自然、ボールは繋がらず、サッカーの醍醐味である流れるようなパス回しも出現せず、なんかいつも身体を寄せ合って、笛が多くなって、プレーがぶつ切りに切れる。なんかスローインも多く、いつもパスは2~3本で行ったりきたりする。なんか・・・なんか・・・のプレーの連続。

 

これ、見ている方はたまらない。面白くないから。見ていて「欠伸」が出る。スペクタルなシュートシーンも、ゴール前のスリルもなく、いつも「なんかゴチャゴチャ」していて・・・。

 

気付けば「え~~?もう83分かよ!なんかなぁ~~~」という試合。

 

これ、4-0で勝とうとして、キレイに、キレイに、ボールを動かし、連動し、流動的にゲームが流れるのとは大違い!である。

 

でも、1-0で勝っているのなら、そういうキレイさは不要と言えば不要なのだ。

 

開始15分で点が入れば、「はい!あとは潰しまっさ!」という段取り。開始35分で点が入れば「はい、あとは閉めまっさ!」ということ。つまり、90分で試合をせずに、点が入った時間でその日の試合は事実上終了させることができれば・・・?そらもう勝率はかなりアップするでしょう?

 

今回、それを日本はやり遂げた!いや、やり「遂げた」というよりは、「初めて」出来たというか、「初めて」やったのではないか?

 

これは、かなりシブイ!と思うね。まさに地味ィ~~~な森保の、いぶし銀的ゲームの運び方。

 

この試合を「潰せる力」が、試合を「閉じる力」が、日本にも身についてきたんだ・・・って思うと、結構僕は嬉しいです!

 

え?「でもさぁ、金払って観てる身にもなってよ!そんな試合面白くねーじゃん!」って?ウソこけ!ほとんどの人は金払わずに、タダのTV画面で観てただけじゃん!(爆)

 
 

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