ポイチ・ジャパン誕生!?「森って誰?」と呼ばれた男。森保一、日本代表監督就任!
どうも新しい日本代表監督が決まったらしい。ベルギー戦でロシアワールドカップから離れてから約3週間。やっぱり発表は早かったね。いつもいつも「反省を踏まえたふえで」とか「4年間の総括が必要」とか「じっくりと検討」とか言いながら、水面下ではすでに「一本釣り(時々二股もかけたりするけど)」で次期監督を内定させてあとは契約上の問題をクリアすれば、「はい。新監督の出来上がり」!てな感じ。
そもそも、前回のザッケローニの次って誰だか覚えてる?アギーレだったよね?そんでもってアジア大会の思わぬ敗退と例の八百長事件でなくなくアギーレを斬って、ハリルホジッチに白羽の矢を立てて、結構「三顧の礼」で迎えたけれど、どうも思惑と違ってきて、最後はドタバタと西野さんに替えて、でもって今の状況なわけです。
この3週間で名前の出た新監督候補は
クリンスマン。 ドナドーニ。 そして・・・ベンゲル。
なんかどれも「咬ませ犬」的というか、アドバルーン的というか、本命は「日本人監督」なんだけど、いきなりそれをぶちあげると、、「それじゃなんであんとき西野さんじゃなしに、彼にしなかったんだ?」という批判の目もあるし、彼自体があまり派手なタイプでもないので、いわゆる「キリンさん」の「アディダスさん」の、「彼で俺たちの商品、売れるのか?世間にそっぽ向かれたらどうするよ?え?」という心配を試すというか、かわすために、「今度も外人でいきます」的なニュースを流しておいて・・・
「もう日本人だろ?」「西野さんを見たらわかるじゃないか?」的な声が上がって・・・「そうでっか!そこまで世論さんがおっしゃるのなら・・・私たちも、そのような選択をするに、やぶさかではありませんでして・・・(しめしめ・・・思惑通りだぜ)」てな感じで、もうすぐすると発表されるんでしょう。
その新監督は、現在オリンピック代表監督をも務める「森保一」氏。僕らの世代は「森保氏」というよりも「モリヤス」。いや、それよりもっと言うなら「ポイチ」。あの初めて世界を目指した「オフト・ジャパン」の秘蔵っ子的な存在の森保です。現在49歳。あのドーハの悲劇から25年が経って、あのドーハのピッチに立っていた選手から、とうとう日本代表監督が誕生するのかぁ~。
それはそれで感慨深いよなぁ~。
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当時、オフトジャパンの顔ぶれは、けっこうな顔ぶれ。いわゆるスター軍団でした。中心はラモス瑠偉。前にカズとゴン中山。井原もバリバリ。キャプテンは闘将柱谷。長谷川健太もいたし、福田正博とか武田修宏もいたし。サイドバックは堀池とか、三浦兄とか、1次予選のときは、あの都並だって出場してました。サッカー業界ではいわゆる有名な選手がゴロゴロ。
その中でかなり「無名」だったのがこの森保。正直、オフトが彼を代表に選ぶまで、森保を知ってた人ってかなりの少数。有名な話がラモスのこの話。「ねぇ、こんど選ばれたモリって誰?」とラモスが仲間に聞いたとか。代表に選ばれた森保一という名前を、森という選手だと思ってたんだって。ちょっと今では考えられんような話です。
当時はまだ「インターネット」なんてほとんど誰も使ったことないし、携帯電話だって誰もが持っているわけでもないし、グーグルは世の中にまだ出ていなかったし、もちろんスマホもないから、誰もが朝の通勤電車で日本代表ネタを見るという今の時代とはまったく違った時代だったんだよね。
とは言っても選手間っていうのは昔から「アイツは出来る」ってのはかなり情報が出回るわけで、それこそ代表レベルになると誰もが「高校時代(時には中学)」からユースや年代別代表などで顔を合わすなどして、お互いに知っている仲なのです。
そんな彼ら自身が「森って誰?」って聞いたというほど当時は無名だった森保。
この逸話から派生したのかどうかは解らないけれど、森保のことを、一部のサッカー関係者は親しみをこめて「ポイチ」と呼びます。そう、森保一を、森・保一にして、下の名前?の部分もカタカナ読みでポイチ。
新日本代表監督ともなればこれから森保のことは、ドシドシ、ドバドバ、ボコボコ、情報が流れるんやろう。監督としての実績もしっかりとしている。地味だけれど堅実。サッカー観もしっかりしている。サッカーの感覚というか、サッカー観としての派手さでは「風間氏」なんかがいるんだけれど、我々のような「オッサン」世代から見たとき、ドーハ組から監督というのは非常に嬉しいことであります。ワクワクウキウキという嬉しさよりも、「温かく見守ってやりたい」という、どこか親心にも似た感じかな。
だから僕は今後、このブログではこの日本代表の事を森保ジャパンとは呼びません。親しみと愛情と、そして「ここまで来たか感」と「あの地味で目立たず、サッカー界では裏街道を歩んできた森保がねぇ~」という「親心感」と「うさぎとカメ感」が入り混じった独特の感情を込めて「ポイチ・ジャパン」と呼ばせてもらうことにします。
※わかり難いですが、コメント欄はこのサイトの一番下にあります。ので・・・ヨロシクね!
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