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オーナーの中のオーナー。まさにKING OF OWNER!

昔から「〇〇の中の〇〇」という表現があります。例えば「男の中の男」とか、「王の中の王」とか。これぞ!〇〇という時に使うわけですが、最近この表現にピッタリの人がこの世を去りました。

 

その人の名は・・・

 

ウィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏(←メチャメチャ言い難いと同時に、メチャメチャ覚えにくいと同時に、メチャメチャ打ち難い=爆泣)

 

そう、プリミアリーグの、あのレスターのオーナーです。

 

まだプリミアが出来るまえ、イングランドリーグだった時代、イングランドのフットボールクラブのオーナーはほとんどがイギリス人でした。ま、「我が母国の我が街の我がクラブのオーナーが外国人なんて考えられない」そんな時代でした。

 

なので、そのクラブのオーナーはほとんどが地元の名士とか貴族流れのお金持ちとかであって、しかも我がクラブの熱狂的なサポーターでありました。「お金は出すが口も出す。だって俺は誰よりもこのクラブを愛しているのだからね」というスタイル。旧き良き時代とでもいいましょうか。

 
 

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それが1992年にプリミアが出来て、あのアブラヒモビッチに代表される外国人の大量進出で、昔からのオーナー像というのもかなり変わりました。プリミアが格好の投資先になってしまって「金は出すけどクラブに興味なし」みたいなオーナーが、そしてイギリス人ではない外国人がオーナーとなるようになりました。そのオーナーたちはプリミアのサッカークラブはあくまで「投資の対象」であって「人生を賭す」ようなものではないというスタンスね。

 

今のアーセナルのアメリカ人オーナーなんて、試合を見に来たことなんてもうまったくと言っていいほどないんだとか。それでもクラブのためにお金は出してくれるから、ガナーズサポも黙ってそれを黙認(←はい、読裏得意の二重表現ね!)するしかない。

 

本当は「オラがクラブ」、「オラの人生の全てを傾けるクラブ」の大ボス(=オーナー)には、オラ以上の情熱をそのクラブに注いでもらいたいんだけれど、そういうオーナーはもうほとんどいない。あちらを望めばこちらが立たずみたいな、そんな欲求不満が地元の熱狂サポーターにはくすぶっている・・・そんなこの時代に・・・

 

このタイ人である外国人オーナーはまったく違った行動をとっていました。

 

レスターのゲームは出来る限りに顔を出して選手を励まし、そのうえにホームの試合などではサポーターに無料でビールやピーナッツを提供し、大事な試合ではマフラーなどもサポーターに無料で配布。とにかくチームの調子が良くても悪くても、その日の試合に注ぐ情熱はいつも同じ。旧き良き英国人オーナーと同じようなスタンスでレスターというクラブと関わっていました。

 

だからレスターの街の人々(サポーター)は、誰もが彼を愛し、決して「外人さん」なんて扱いはせずに、あくまでも「同志」として彼を街に迎え入れていたらしい。ええねぇ~、こういう話。

 

でも、「憎まれっ子世にはばかる」・・・じゃなかった、「良い人ほど早くこの世を去る」というのはどうも本当らしく、なんとこのレスターの試合を見たあとに乗り込んだヘリコプターが墜落して、亡き人となってしまいました。

 

それにしてもこのオーナーの企業の名前が皮肉というか印象的。KINGやもんね。まさに、このウィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏こそ、「オーナーの中のオーナー」、KING OF OWNERやね!

 

18年11月10日は、そのオーナーが事故死してから初めてのホーム戦。レスターはこの試合でオーナーを偲ぶ特別ユニフォームを着て試合に臨むのだとか。この試合、見たいなぁ~~。どんな雰囲気で、どんな試合になるんやろ。多分選手は死ぬほど走って、死ぬほど頑張るんだと思うよ。

 

岡崎もちょっとでいいから出て、走り廻って欲しいな。

 
 

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