今シーズン、日本人が最も胸を張れる出来事。
公開日:
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サッカー ブンデスリーガ・ベスト11, 長谷部誠, 胸張り, キッカー誌
日本人の海外選手って今はいったい何人いるんだろう?
つい10年前までは数えようと思えば数えられたように思うし、20年前なんて片手もあれば指を折れたぐらいの数しかいなかったんじゃないだろうか?
国際試合でスタメンの発表が映像で流れるときに、選手の名前のあとに所属クラブが「外国のクラブ名」だっただけで、ちょっと胸を張れる気分になったもんだ。「俺たちの代表にも海外(それもヨーロッパね)でやってるメンバーがいるんだぜ?」って。
そしてその後、そのクラブになんとあの有名なクラブの名前が・・・。例えばインテルとか、例えばACミランとか、例えばシャルケとか。
セリエAやブンデスリーガでもトップクラスの有名クラブの名前が出場選手の所属クラブ名に載っていたときも、かなり胸を張れた感じだった。
で、今や、それがある種当たり前になって、なんとスタートピッチ全員が海外所属になったり、有名クラブに所属している選手が平気でベンチスタートになった今、その胸を張る気持ちも、徐々に慣れてきたというか、「ま、これって、もう普通やし!」って思い出してきて、「胸を張れる」感覚を少し忘れていたのだけれど
その「胸を張れる」ニュースが久々に飛び込んできました。
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それが「長谷部誠」のベストイレブン選出。ドイツ・サッカー専門誌のあの「キッカー」が選出したベストイレブンに、フランクフルトの長谷部誠が選ばれたのである。ポジションはDFで。
評価もまさに長谷部誠という選手をそのまま表した言葉が並びます。
キッカー誌は
『日本人選手のマコト・ハセベは、アイントラハトの長く、偉大なるシーズンの成功を象徴し、保証する存在出ある』と評し、
フランクフルトのヒュッター監督は
『彼がいなければうちのチームは成り立たない』と、絶大なる信頼の言葉を彼に寄せている。
長谷部の本領発揮、まさに35歳の円熟の存在感である。ドイツ人にこんなコメントを吐かせるなんて、かなり日本人としては嬉しいよね。
因みに選ばれた11人は以下の通り
GK ペテル・グラーチ(RBライプtィヒ)
DF ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
ヴィリ・オルバン(RBライプツィヒ)
長谷部誠(フランクフルト)
ニコ・シュルツ(ホッフェンハイム)
MF チアゴ・アルカンタラ(バイエルン)
マルコ・ルイス(ドルトムント)
カイ・ハベルツ(レバークーゼン)
FW ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
キングスレー・コマン(バイエルン)
ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
どう?この面子。まさに堂々たる、錚々たる面子。その中に我々日本人プレーヤーが名を連ねているというこの事実。昔々奥寺がこの賞をもらったときも、おそろしく胸を張った覚えがあったけれど、実はこの長谷部のベストイレブン選出は、別の「胸張り」があるんよね。
それは、「あ、そう。。。長谷部、ブンデスリーガでベスト11を貰ったんや。でもなぁ、もう彼が代表に入ることはないやろうなぁ~。彼自身が代表引退を表明してるし、彼が戻ってきてももう出るとこないやろうし」って。
つまり、我々日本サッカーは、ドイツ・ブンデスリーガのベスト11選手でも、もうそれが唯一無二の存在でもなく、「三顧の礼」でフランクフルトに「代表に彼を借りたい」って頼むこともないってこと。
くどいようだけれど、ブンデスリーガベスト11選手でさえ代表に絶対的に必要な選手ではないという事実。これ、メチャメチャ「胸張り」な事やと思うんよね。
いやぁ~、エライ時代になったもんっす。長生きはするもんやなぁ~。
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